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ラーメン、寿司、天ぷら……中国の日本料理は本格志向へ!


在中日本人に人気だった日本人向けの本格的日本料理店が、地元中国人の間で注目されはじめている。従来は、ラーメンあり、寿司や刺し身あり、天ぷらありの店が中国人に人気だったが、徐々に本物志向に変わりつつあるようだ。

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●日本より高い博多ラーメンに行列!

 北京の中心にある高級ショッピングセンター「芳草地」。ここに、昼どきには1時間待ちの行列ができる店がある。博多ラーメンの店「博多一幸舍」だ。同店は広東省広州市などにも店舗を展開しており、それらの店舗でも同様の行列が出来ている。

 また、日本発のラーメンとしては、博多一幸舍ほか、福岡の「一風堂」や、筑豊地方発祥の「山小屋」も人気だ。博多ラーメンが知る人ぞ知るブランドとなってきたと言ってもいい。

 それらは日本円にして1杯800円弱からと決して安くはない。中国の伝統的なラーメン「蘭州拉麺」なら10元(約200円)程度で食べられるのだ。

 夜は夜で注目の日本料理店がある。ワインと焼き鳥という日本では珍しい組み合わせで人気のカジュアル居酒屋、北京の「萬火」は、平均予算が200元(約4000円)という店だが、予約しないと入れないほどの人気。最近は、その勢いに乗って上海にも出店したほどだ。

 新疆ウイグル地区などでワインが作られることから、中国にはワイン文化があり、味付けは日本と違うが焼き鳥文化もある。そこから思うに、日本で人気の店が中国で評価されるというよりは、中国人の口に合う本格日本料理がトレンドになるのではないだろうか。

●中国人が日本料理にうるさくなってきた!?

 従来は在中日本人御用達だったこの手のレストランが、流行に敏感な地元の若い消費者に人気となる一方、中国人資本による日本料理店の人気に陰りが見えはじめた。

 中国系日本料理店は、ラーメン、寿司、刺し身、天ぷら、とんかつ、一品料理と何でもありで、「日本料理は何でも食べられる」というのがウリだ。例えば香港資本の味千ラーメン。中国飯店協会のレポートによれば、中国で2番目の売上高を誇る飲食店チェーンだが、こと新規店舗となると、オープンしてもすぐに閉店になる店が目立ってきたらしい。大都市の日本料理店は、勝ち組と負け組がはっきり分かれはじめたようだ。

 本格的な日本料理に注目が集まっているのは、インターネットユーザーの傾向からも知ることができる。中国最大の口コミサイト「大衆点評」で店に対する好感度を見ると、おおむね日本料理店の評価は高い。テレビCMを流したり、ネットのキャンペーンを打ったりしているわけでもないので、恐らく口コミだけで集客しているのだろう。

 本格日本料理人気の背景には、日本を訪れる旅行者の増加による、日本への関心の向上が挙げられるだろう。また収入が上がって高価なスマートフォンが買えるようになったように、食事にかける単価も上がり、本格的な日本料理も手の届く価格帯に入ってきたのだと思われる。この人気がどこまで続くのか興味深い。

引用元:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150608-01065064-trendy-cn