行政代執行法に老舗串カツ店、閉店か?

「もうやめるんか?」「わからんのですわ」最期の夜か…瀬戸際の串カツ「松葉」


大阪・梅田の地下道を不法占拠しているとして、大阪市に退去を命じられている老舗串カツ店「松葉」。退去命令の執行停止申し立を大阪地裁が却下した12日は、60年以上続く味を求める行列で品切れとなり、通常より3時間早い午後7時ごろに閉店した。週末は休業、15日以降の営業も白紙という状況に、現場周辺は騒然となって店員に声をかける通行人が相次いだ。

 「もうやめるんか」。午後9時ごろ、地下道を歩いていた初老の男性が、閉店作業を進める店員にのれん越しに声をかけた。「明日は休みをもらってるんですけど、その先は僕らもようわからんのですわ」。表情を曇らせる店員に男性は静かにうなずき、「なんとか踏ん張ってや」と激励した。

 市は11日、行政代執行法に基づく戒告書を松葉ら5店舗に交付。12日中の退去を求めていたが、店は営業を続けた。しかし、退去命令の執行停止申し立てを大阪地裁に却下されたことで、市は近く強制撤去に乗り出す方針だ。

 床を清掃する店員のかたわらでは、「まだ営業してる」「今日が最後か…」などと立ち止まってコソコソ話をする人々の姿も。携帯電話のカメラで店の様子を撮影する人もいた。

 20年超の常連という大阪市内の会社員、上山亘さん(59)は「松葉は大阪文化の象徴。市は『どけ』というなら、新しい場所を提供せなあかん。なんとか店を残してほしい」と話した。

引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150612-00000601-san-soci