そごう柏店の閉店閉鎖が話題!

「そごう柏」閉店が引き金に…百貨店再編“第2幕”が始まる

 

 

ここまで痛んでいたとは……。そごう柏店の閉店に触れ、大手百貨店OBがそう嘆いた。

「そごう初となる回転展望レストランを本館14階にオープンさせるなど、開業当初はトレンドに敏感なデパートでした。そごうがセブン&アイ傘下になってからは、近隣にセブン&アイグループのイトーヨーカ堂があるし、大丈夫かなと思っていましたが、とうとう閉鎖するんですね。寂しい」(百貨店OB)

 セブン&アイは、傘下の「そごう・西武」が運営する西武旭川店(北海道)とそごう柏店(千葉県)を9月末で閉鎖する。地方百貨店の経営難は今に始まったことではないが、都心に近いそごう柏店の閉鎖は、百貨店の窮状を改めて浮き彫りにした。

 そごう柏店は1973年10月に開業。同時期に高島屋柏店もオープンし、64年から営業する丸井柏店とともに、JR柏駅前のにぎわいをつくり出した。そごう柏店はピーク時の91年に590億円を売り上げていたが、直近は115億円まで落ち込んだ。

「2000年代に入り、百貨店は生き残りの時代となった。そごうは00年7月に倒産し、03年には西武百貨店と事実上、経営統合した。その後は流通再編の嵐が吹き荒れた」(流通関係者)

 Jフロントリテイリング(大丸、松坂屋)や、三越伊勢丹ホールディングス、H2Oリテイリング(阪急百貨店、阪神百貨店)が次々と誕生。ここで再編の第1幕は終わった。

「再編した3強に、高島屋を加え、百貨店は4強時代を迎えました。でも、4つのグループは多すぎます。銀行ですら3メガに集約され、航空はJALとANAの2強。スーパーは、イトーヨーカ堂(セブン&アイ)とイオンに色分けされた。そごう・西武の2店閉鎖をきっかけに、百貨店再編の第2幕が始まるかもしれません」(前出の流通関係者)

 コンビニ業界は一足早く、ファミリーマートとユニー(サークルKサンクス)が経営統合に踏み切った。

 再編と無縁だった高島屋が「大きく動く」との観測も高まっている。百貨店に追い風だった中国人の爆買いも下火になりつつある。“デパートの乱”が始まろうとしている。

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