オールドネイビー国内53店を店舗閉鎖のワケが話題!

GAPが「オールドネイビー」を全店閉じるワケ

 

 

1995年、銀座阪急に「GAP」を初出店して以降、日本でブランド展開してきた米カジュアル衣料のGAP。2005年には高価格帯の「バナナリパブリック」、2012年には低価格帯のオールドネイビーも進出した。だがオールドネイビーは2017年1月末までに国内53店を閉鎖。わずか4年間で日本から全面撤退する。

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 GAPがこの全面撤退を発表したのは5月19日とやや古いが、ここでその理由をあらためて検証してみよう。

■北米のGAP店は約4分の1の175店舗を閉鎖

 約3300の直営店、約450のFCとオンラインストアを世界90カ国で抱えるGAPは一時、大規模なSPA(製造小売業)チェーンで一世を風靡したものの、近年、風向きが悪い。

 売上高は2015年1月期の164億ドル、営業利益は2014年1月期の21億ドルから右肩下がり。直近の5~7月期も前年同期比24%減益に陥った。業績低迷の要因として、アパレル消費低迷、アジアでの原料高や人件費上昇、為替変動を挙げている。

 この販売不振を受けて、リストラが目下、急ピッチで進行中だ。今年1月には北米のGAPブランドについて、約4分の1に当たる175店舗を閉鎖。本社では250人の人員削減を断行した。今期末も世界70店舗以上を閉め、事業整理を進めている。

成長を見込める中国やメキシコに経営資源を集中

 GAPは米国でのリストラに続き、今年4月には本社が各地域に向け、構造改革案を出すよう求めていた。

 アジア太平洋地域は日本のオールドネイビー撤退を提案。「米GAPの不振がなければそういう考えは出なかった」(同社関係者)。日本から去る分、成長を見込める中国やメキシコに経営資源を集中させることを5月に表明したのである。

 そのオールドネイビーは2012年、米国外では初めてダイバーシティ東京プラザ(お台場)へ出たのを皮切りに、日本では4年間で53店出店。ライバルの「H&M」が、日本進出から8年間で約60店出店したのと比べ、かなりのハイペースだ。全国のイオンモールやららぽーとなど、ショッピングセンターを軸に、好立地の場所を確保してきた。

 撤退の日程としては、今月4日に4店、25日には冒頭の吉祥寺店のほか、名古屋栄店とパークプレイス大分店、モレラ岐阜店を畳む。9月中には計8店を閉店する予定だ。吉祥寺店は2015年4月オープンと日が浅く、4フロアで売り場を持つ大型の路面店。周辺に東急百貨店や丸井もあり立地は悪くない。スタッフの一人は「入荷はもうない。40%引きのセールを続け(メルマガ会員は最大50%割引)、最後の10日間は店舗独自でさらに値引きをする」と漏らす。

■ファストファッション間の叩き合い

 オールドネイビーの特徴を一言で表すなら、1万円前後でアメリカンカジュアルをトータルコーディネートできるということだ。GAPに通じるベーシックなアメカジを、たとえばTシャツであれば1290円、ジーンズであれば4490円(いずれも税込み)と、GAPの半分近い価格でそろえられる。

 ではなぜ今、日本撤退に追い込まれたのか。

 

 

 

 

引用元:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160912-00135374-toyo-bus_all